
>いや、いまのはサイゴから2ばんめのヒキョウですよ!このおくにもっとおおきいタキがあるはずです!さあ!

万座川本流におり、上流に向かって遊びながら進みます!

>くんくくくっ!

>ほーら、どうですかぁ?!

グレについていくと、突然左岸から50mくらいの大滝が姿を現しました!三条の滝です!

一直線に放たれた滝水は下の岩に当たって広がり、ここでもミストを撒いています!

>ひゃっほう!
朝日が昇っていけばこの滝水も輝きはじめるでしょう!

滝壺から徐々に陽が差し始めました!


>あ~きもちいい!ミストさいこうです!

流れるミストの粒が朝日に当たり銀色に輝き幻想的です!

>さあ!パパもきもちいいからあびちゃいなよ!

よーし!
陽が高くなるにつれ、刻一刻と三条の滝はその表情を変えていきます!

ついに滝全体が光り始めました!

いやーほんと最後の秘境とよぶにふさわしい!

銀のミストにつつまれながら、

いろんな方向から滝を眺めながら、

時間を忘れて過ごしました!



万座川流域の二つの宝石

嬬恋村最後の秘境

コマタ滝と三条の滝でした!

最後に、キッカケ橋の先の入渓点から、滝マークのコマタ滝、その先の三条の滝へのログです!


嬬恋村のR112を北上し、まえに紹介した干俣川親水公園も過ぎて上砥草山方面に走っていくと、万座川に降りる林道への分岐があります。
林道は小型車じゃないと厳しそうなのでそこに車をデポして万座川のほうに降りていきます。

15分ほどで、キッカケ橋という小さな橋を渡ると万座川が見えてきます!

入渓します!さっそくグレは泳いでいます!そうです、7月の話です!

左岸(上流に向かって川の右側)を一段上がると猟師用の作業道になってるので川に沿って歩いていきます!

この道は獣がつけ、猟師がそれを追って踏み固めた道だといわれています!

ところどころにリボンがあり、どのみち川沿いを行くので不安はありません!

とはいえ油断してると落ちるようなトラバース箇所もあるので、足元はしっかり見ながら行きます!

軽い登りの比較的平坦な道がえんえんと続きます。もっとも普通の人はこれを道とは言わないかもしれません(笑)

1時間半ほど歩いたところで突然道が切れると、
>はあはあ!パラダイスのにおいと音がしますよ!

万座川支流のコマタ沢に出合いました!
グレを追って斜面をずり落ちるように降りていくと、
>はあはあ!これはオオタキですよ!

幅広の30m級の大滝、コマタ滝です!

瀑風で離れていてもミストでびしょびしょになります!

>ミストシャワーさいこうです!

カメラを一眼に変えます!レンズがあっという間にミストで曇るので速攻勝負での撮影です!

どんだけのミストシャワーかは動画だとよくわかりますよ
>さあ、もっとちかくに!

右岸斜面から。朝日が差し込んで幻想的です!

30m上のコマタ沢から、深緑に照らされながら、

爆音を轟かせながら水飛沫が落ちてきます!しかしその流れは柔らかく幻想的で霧に包まれたように錯覚します!

あーもうたまんない!思いっきり浴びちゃえ!
嬬恋の秘瀑・コマタ滝、堪能しました!

>くんくくくっ!でもマンザガワのもっとジョウリュウのほうから、もっとすごいパラダイスのにおいがしてきますよ!

>さあ!したにおりて、ほんとのサイゴのヒキョウをめざしましょう!!

なにー?もっと凄いのがあるの!?
(つづく)

途中から道標にしたがって土肥大杉跡のほうにいきます!

一時間半ほどあるくと中尾沢に出会います。ここから沢歩きとなります!

>はあはあ!なかなかのヒキョウカンですね?

>くんくくっ!タキにつきましたよっ!

>さあ!ここですよ!はやくはやく!

>どうですか?たかさはそんなないものの、リッパなたきですねえ!

>しかもほら!レインボーですよっ!レインボー!

>まあこんだけあるいてまでしてくるカチがあるかっていうとちょっとビミョウなきがしますが、わたしにはいいおさんぽですね!

ちょっとまてよ!ここがゴールだなんて言ってないよ!

これは紫音の滝っていうんだけどね、これは今日のゴールの目印に過ぎないんだ。
ゴールはこの滝を登った先にあるんだよ!

>クク~ウン、わたしにはこれのぼんのなんてムリですよぉ

グレ、あっちを見てごらん!もうひとつ滝があってその横が少しなだらかになってるんだ!そこから登るよ!
>くんくんなるほど!こっちのタキにきてみたらわかりました!ロープがたれてますね!さあいきましょう!

・・・というわけでロープにつかまって崖を登ったんですが、必死で、写真撮るの忘れました!
グレはというと、無情にもさっさと先に行ってしまい、
>パパーはやくはやくっ!すごいですよ!

崖を登り、紫音の滝の上に向かいへつっていくと、突然視界が広くなって、朝日に輝く黒いダイヤのような秘瀑が姿を現しました!

>もお~やだなあ!こんなすごいとこがあんならさきにいっといてくださいよ~

これが柱状節理の秘瀑、六方の滝です!

いや~素晴らしいね!
虹とともに輝く

黒い宝石

私とグレ、そしてこの滝だけの秘密の時間

>ひゃっほう!!
まさに至福のひとときでした!

>ひきょうのタキ、さいこうです!

奥湯河原に潜む神秘の秘境

水と光の芸術

六方の滝でした!



多くの人は湯釜を見に登って行きますが、私たちはみんなと反対の方向へ歩いていきますよ!

ナナカマドが紅葉していてきれいです!
ここは標高1900mを超えているので大きな木はありません。

芳ヶ平に向かって歩いていると、あの入道沢の沢頭を渡りました!なつかしいね!

続いて現れたのが、あの毒水沢。一昨年、下流にある香草温泉の源泉を目指して草津から登りましたが、大滝の巻きで断念しました。
今日はそのリベンジです!

>ああやっぱり!おみずがすっぱいです!あのドクミズサワのうえのほうにきたんですね!じゃ、ここいっちゃっていいんですね?

ミルクもがんばってついてきています!保護色で見つけづらいですが(笑)

>ミルクさ~ん、がんばってついてきてくださいね!

ミ>わたしとママはゆっくりついていきますよ!

遊歩道を外れ、毒水沢の沢筋を下降していきます!

かなたの下界が覗き、絶景です!

>くんくん、もうおみずはあったかいですよ!

>このちょうしで、おふろになってるとこをみつけましょう!いきますよ!

>くんくくくっ、くんんっ!!

12mほどの3段になった段瀑があり、もうもうと湯気が上がっています!!
これが白根三段滝で間違いないようです!

注意深く降りていきます!

このあたりだけ両岸が険しくて、上の登山道からは完全にブラインドになっています!

>いやあすばらしいですねえ!

>いちばんうえのだんが、おふろにするにはよさげですね!

おおお~!!さっそく素っ裸になってはいっちゃおうっと!

>まってください!いちばんぶろはわたしです!!ひゃっほぅ!
>くぅ~サイコウっ!さあパパどうぞ!

どれどれ?おー!最高じゃないか~
>おゆかげんはいかがですかぁ?

お湯の温度は38℃くらいかな?

長風呂好きのグレパパ好み!

>けしきもいいですねえ!


絶景をひとりじめ!

あ~きもちいい~!

思わず長風呂!

標高1900m、天空の秘湯

毒水沢源流の

白根三段滝の湯でした!



きょうはマリンちゃんサニーちゃんと、

イーサンも一緒です!

>はっぱのいろがやけにミドリじゃないかって?そりゃそうです、GWのおはなしですから!

そろそろ行くよー、まだ目的地はずいぶん先なんだ!

前回は青崩トンネル手前から沢に下りて、モチコシ沢出合まで遡行してモチコシ大滝を見に行きましたが、
今回はそのトンネルを通って先に進んで、発電所付近の真っ青なとこと、さらにその先にある同角沢出合を目指します!

真っ暗な新青崩トンネルを抜けました!このスリットの下に見える沢が、前回遡行したとこになります!

その後も素掘りのトンネルをいくつかくぐると、

玄倉第2発電所につきました!これがインスタで有名になったユーシンブルーです!

>うひょ~アオいですねえ!ここでおよぐんですね?

うんそうなんだけど、まずはもっと先のパラダイスを目指すんだよ!

・・・というわけでさらにいくつかのトンネルを越えていくと、上の地図あたりのとこに沢に下りる踏み跡があります!

>ドウカクザワデアイとうちゃく~!

>いや~きれいですねえ!

>きゃっきゃっ!

>きれいだな~たのしいよ~

あれ犬が一頭多いぞ!?

>ざぶざぶ


>バシャバシャ!

>ふぅ~きもちいいや!

>ところでドウカクザワっていうのはどこのことなの?

こっちにきてごらん?

>はいはいはーい!

>おお~、タキっ!タキがありますよっ!はぁはぁ!

あの滝が同角沢だよ!みんな集まって!

>いえーーい!

>やーこりゃあパラダイスだわん!

これが同角沢のf1、落差約15mの滝です!

>ふむふむ

>なるほどねー


>ふ~おみずもアオくてさいこうですねえ!

ああ、思い出した!そろそろ発電所のとこに戻って、あっちでも泳ごう!

・・・ということで、同角沢出合をあとにして、さっきの発電所までもどって、秘密の場所から下に下りて、、
>ザブーーン!

>ひゃっほう!ここサイコーだね!
>いやぁあおいあおい!

ここが正真正銘のユーシンブルー!最高の青!

たくさんたくさん歩いたけど、リターンも凄かった、ユーシン渓谷でした!
