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Bunny The Flat
フラットコーテッドレトリバーのグレースとウェルシュコーギーペンブロークのミルクのDog Life
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三戸浜北洞窟陣地/黒崎洞窟砲台
ごぶさたしています。三浦市の三戸浜海岸にきましたよ。
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ビーチバムの先から砂浜におりて北に向かって少し行くとこんなとこがあります!
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くんくんこれはにおいますね?
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やっぱり!これはドウクツジンチですよ!はいりましょう!
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うけつけカウンターがありますね?すいませーん!?
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だれかいませんかあ?
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どうやらおるすのようですね?
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くのじ型のカウンターの奥は六畳間くらいのスペースになっています!
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さきをみてみましょう!さきでみぎとひだりにわかれてますよ!
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右側はすぐ行き止まりの小部屋になっています!左下に人の手のようなものが見えますが、人の手です!マネキンですが(笑)
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ひだりにいきましょう!
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かいだんをすこしのぼると、さらに二手にわかれてて、
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ひだりはいきどまり、
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みぎはさらにかいだんがつづいていますよ!
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・・・え~、ふむふむ、、またブンキです!
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左はこんな感じ、
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左の右
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左の左
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そして右がこんなかんじですが、
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写真で見るとそんなでもないですが、もうここまでくると完全な真っ暗で単独では限界です。引き返しましょう(笑)
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リンクブログの祐実総軍さんからお借りした内部図です!
左端の矢印から進入して、「灯り置き」の近くまで行って撤退しました。
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三戸浜北洞窟陣地。上陸しようとする敵を狙撃するために作られた陣地の廃墟でした。さあメインはこの先だよ!
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さて、さらに海岸を北上して黒崎の鼻のそばまできましたよ!
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砂浜を背にするとこんな感じ。激しい藪ですが、あそこに黒崎第一洞窟砲台の砲室入口が見えています!
SUPで沖のほうから見たときにもっとはっきり見えたので確信して、今日ここに来たというわけです!
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最近秘境の滝によくいってますが、そんな秘境にも増してたいへんな藪漕ぎでしたが、なんとか到達しました!
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黒崎第一洞窟砲台、砲室部分です!
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ここに15センチカノン砲が装備されていました。
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70年たった現在は、おびただしい漂着ゴミに埋め尽くされています!
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おくにおへやがありますよ!タンケンしましょう!
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砲室から中に入ると
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洞窟壁面は素掘り状ですが
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左にコンクリートで裏装された小部屋があります!
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頑丈な造りで、ここは弾薬庫だそうです!
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その対面にある素掘りの小部屋。控室でしょうか。
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さらに奥に進むと左が四角い小部屋になっていて、壁の上のほうに狙撃穴があいています!
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洞窟をまっすぐ進むと左に回り込んであの狙撃穴のむこうにいけるそうです。
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まっすぐはいかずに右を向くと、こちらも長い洞窟が続いてて、すぐ左にはもうひとつ弾薬庫があります!
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爆風をよけるためか入口がシケイン状になっています
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ここまで、黒崎第一洞窟砲台部分の動画です!リアルな暗さがわかるでしょう?



そしてこの通路をすすんでいきます!真っ暗ですが、がんばれば第二砲台に行けるはずです!
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途中にある小部屋
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真っ暗な洞窟を進んでいきます
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怖いです
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いったん右に曲がって
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すぐ左に曲がります
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その左に曲がるとこで、右への小道があり、久しぶりに光を見ました!
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これは緊急の脱出路なのか?小さな秘密の出口になっています!
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さっきのとこにもどって更に進んでいくと、再びぼんやりと光が見えてきました!第二についたようです!
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第二の弾薬庫。第一と同じ構造です。
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第二砲台はすぐそこです!ここまで、約50mの距離でしたが、真っ暗で曲がっているので100mくらいに感じました。
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はぁ、着きました!
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これが、黒崎第二洞窟砲台の砲室です!
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こちらはきれいな状態を保っており、床の滑り止めの模様までもがくっきりと見えます!
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きれいできもちいいですね、ちょっとしつれい、シー、、ふぅ!
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カノン砲を支えた構造の一部が残っています。
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壁には配線のあとのようなのも残っています!
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砲室全景も撮りやすいです!
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戦後70年、手つかず放置でここまでの保存状態はなかなかないでしょう。素晴らしい遺構でした!
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黒崎第二洞窟砲台でした!
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奥の弾薬庫も含めて、第二砲台の動画です!


祐実総軍さんからお借りした第一~第二の詳細な図面です!こちらは概ねコンプリートできました!
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またあの暗い洞窟を通って第一に戻りました!不思議なもんで帰りは怖くもなんともなかったです!ああ楽しかった!
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このあとはたっぷり泳いで泥汚れを落として、
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探検を終わりました!
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三浦市の三戸浜北洞窟陣地と、黒崎第一・第二洞窟砲台の探検でした。
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浦賀検疫所跡
横須賀市の燈明堂海岸に来ています。
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きょうはここからSUPで千代ヶ崎のむこうにある海上戦跡を見に行きます!
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さっそく海の上に浮かぶ3つの遺構が見えてきました。一番奥のものがかたちがよく残ってるのでそこに進みます!
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奥の陸地にあるのは久里浜刑務所です。別に悪いことしてなくてもなんか緊張するね。
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>はあはあ!このレンガとイシのツクリ!わたしにはこれがセンセキだとわかりますよ!いったいなんですか?
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浦賀港にある記念碑に刻まれている文を読むよ。
「昭和20年(1945年)8月15日、太平洋戦争は終結。ポツダム宣言により海外の軍人、軍属及び一般邦人は日本に返還された。ここ浦賀港も引揚指定港として、中部太平洋や南方諸地域、中国大陸などから56万余人を受け入れた。引揚者は敗戦の失意のもと疲労困憊の極限にあり、栄養失調や疫病で倒れる者が続出した。ことに翌21年、華南方面からの引揚船内でコレラが発生。以後、続々と感染者を乗せた船が入港。このため、旧海軍対潜学校(久里浜長瀬)に設けられた浦賀検疫所に直接上陸、有史以来かってない大防疫が実施された。この間、祖国を目前にして多くの人々が船内や病院で亡くなる悲劇があった。」
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つまり現在の刑務所はかつては海軍対潜学校で、機雷や水雷に関しての技術者を養成する学校であったが、
終戦間際には閉校となり、多くの者は繰上げ卒業とされ、特攻戦闘員として派遣されたそうだ。
終戦後に学校は検疫所となり、現在は洋上に造られたこの施設のみが、放置されて残っているわけなんだ。
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むこうがわに回りこむと
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このいちばん状態のいい一棟のみ、石が積まれて上陸しやすいようになっている!
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のこりの2棟はちょっと厳しそうだ。
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SUPの上から海底をみるとわかるんだけど、3つの建物をつなぐように海面下に桟橋の基礎のような構造物があり、
さらにこの建物の周りには破壊してできたと思われる瓦礫が多数水面上にのぞいています!
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まあそのおかげで、そこを足掛かりにして上れそうだね!
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>では、ジョウリクしましょう!
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>ジョウリクしました!
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積んである石の上に上りますが、
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両端の入り口には脚立でもないと微妙に登ることができない!
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というより、よじ登るのはなんとかできそうなんだけど、
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下りるときに間違いなく足を痛めそうな状況。そういう足場。
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>くう~ん、、そしてわたしはぜったいむりです、、くやしいからこのレンガ、かじってヌきとっちゃいましょうか?
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なるほどレンガの壁を繋いでいるモルタルが風化してぼろぼろになっちゃってる!崩れたら危ないから取っちゃだめだよ!
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そこで手を伸ばしていろんな向きでメクラ撮りしてみることにしました!
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向こう側の壁は、すごいバランスで辛うじて立ってるように見えます!
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そして内部は、中央を壁で仕切られた2間の構造。
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そしてなんと手前中央よりに1.5m四方の大きな穴が開いています!これ落ちたらやばいね!
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反対の入り口からも覗いてみよう!
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窓が崩れてしまってるが、対称な同じ構造の部屋で、
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見づらいが、やはり同様の四角い穴が確認できる!
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2つの入り口の間のそれぞれの窓には、よく見ると引き戸をはめていた木枠の跡が残っています!
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建物内部への進入は叶いませんでしたが、ひととおり稀有な遺構を堪能することができました!
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>わたしもまぁそこそこタノしめましたよ
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戦跡を巡るとき、どうしても当時の悲劇に想いを馳せることは避けられない。
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国を支える有能な技術者になるはずの者が、志半ばで特攻任務に就かねばならなかったこと
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戦地から生き延びて帰ってこれたのに、目の前の祖国の土を踏むことなく、この壁のなかで英霊となった者がいたこと。
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今にも崩れそうな遺構たちは、平和な現代を生きる私たちに、必死に何かを伝えようとしているようでした。
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今日の出会いの感謝をこめて、
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遺構たちにお辞儀をして、
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浜に向かってパドルを握りました。
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(残念ながらその後、高波の影響などで、さらに崩壊が進んだようです)

横須賀市の浦賀検疫所跡の探検でした。
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特攻機・桜花四三乙 三芳村下滝田基地跡
大房岬での探検を終えたグレが、山の向うに何かあるというので三芳村に向かいましたよ。
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グレがここだというので、山あいのちいさな寺院を訪れました。
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>くんくん!あそこからにおいをかんじます!いきましょう!
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>はあはあ!みっけましたよ!これです!
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なんだこれ?ただの鉄くずにしか見えないけど?
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>くんくんくくんくんっ!しますします、センセキのニオイがっ!!
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>さあパパ!ぼうっとしてないで "知恩院 戦跡"でぐぐってみたらどうですか?
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おお!なんと!これがあの桜花43乙のカタパルトのレールなのかっ!!
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桜花43乙といえばかつてグレと、いすみ市の行川基地を探検しました!
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桜花について簡単に説明しておくと、
終戦間際の特攻機として、当初11型、22型として開発され、母機に吊るされて敵に接近し、そこからロケット噴射で発射して
800kgの爆弾とともに敵艦隊に体当たりする方式で実戦配備されました。
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しかし発射する前に母機が撃墜されてしまうため、また戦局厳しくなり本土決戦が予想されたため、
地上からのカタパルト発進型の43乙型が開発され、房総各所に基地が造られたのでした。
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あのときは格納壕とターンテーブル跡を確認できたけど、カタパルトは畑に埋まってて見れなかったね?
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これがその五式噴射装置のレールなんだ!!
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>そのとおり!
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これに桜花の発射台が据えられて、ターボジェットの桜花が発射されていく予定だったのか…
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>・・・ということは、このレールがしかれていたカタパルトがどっかにあるはずです!さがしましょう!!
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>くんくんくんくんくん、、
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>くんくくくっ!?
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おお!山の中に突如畑がっ!そしてそんなかになんかあるぞっ!
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そばにいた人に一声かけて中を見せてもらうと、

>はあはあ!ついにカタパルトをみつけました!
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全長約50mくらいの、荒いコンクリート製のカタパルトです!
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中央には木が生えていて、廃物化してからの年月を物語っています!
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>わたしもこのうえをカッソウしてみたいです!!
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>はあはあ、こういうものをしっかりコウセイにつたえなくてはいけませんね、


奥から台(滑走車)ごとレールに乗って発射された特攻機は
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ここで飛び立つようになっていました。
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カタパルトエンドは細くなって下に折れた形をしています。
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手許の文献にある資料です。
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この図にある格納壕やターンテーブルですが、私有地であり、そのあたりは盛り土されて畑になっているので
見ることができませんでした。ただ地形的にはこの図の通りだなと思いました。
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一基のカタパルトには5~10機の桜花43乙が配備される予定だったそうです。
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予定だった、というのは・・・
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終戦により、この不幸な兵器が実戦投入されることはなかったということです。
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いまは鄙びた山里で、このカタパルトだけが老いた語りべとして、静かに余生を送っています。
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南房総市三芳村の桜花43乙、下滝田特攻基地跡でした。
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さあ、グレお疲れさま! これでパパは海鮮丼を食べに行くとするよ!
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>まってください!あのおやまのイワのさきっぽに、さっきヒトがたっていました!わたしもあそこにいきたいです!!
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ええ~っ!?

(つづく)

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大房岬要塞 【後編】 新春特大号
南房総の大房岬に展開する東京湾要塞跡を探検しています!
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海岸に出ると、浅瀬になんかへんなのが見え隠れしています!
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いちはやく察したグレは勢いよく海岸に降りていきました!
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>くんくん!しおかぜにまじってなんかにおってきます!
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>くんくく!なんかのトオリミチみたいなのがありますよね?あそこからトッコウけいのにおいをかんじます!
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>さっそくわたしがオヨいでシラべてきますね!
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>さあ!ボールなげてくださーい!
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>これは!ふむふむ!なるほど~!



この水中に走る2本の導管のようなもの、
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これは魚雷発射設備の跡でした!
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つまり、人間魚雷・回天の発射基地です。
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かつてバニーと探検した魚雷発射試験場で開発訓練された特攻兵器が、実践されようとしたのがここ大房だったのです。
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そして・・・
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浜辺の岸壁には、その格納壕が!
ひとつはいままで何度も見てきた震洋壕と似た素掘りの壕。
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>くんくんくくくっ!もうひとつ、これもアヤしいです!
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こちらはただの海食洞かな?と思ったら、
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何か書いてある!戦跡に興味を持つきっかけとなった手石基地を思い出しました!
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中央の、第二期 弐号 は読めますが両脇はよくわかりません。
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さらに!反対側には意味不明のアルファベットが!?
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進駐軍によるものという記述も渉猟した資料の中にはありましたが、、、
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>まったくもってイミフメイです!
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・・・というわけで、
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>こっちにハイってみましょうか、くんくん。
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震洋壕よりも海龍壕に近い、まっすぐな壕です!
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ホワイトバランスを変えました
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長さは30m強あります!
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ここでおわりかな?とおもったとこで、
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左45°に曲がって5mくらい続いてて、断端には段がありました。
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>タンケンおわりっ!じゃあボールなげてください!
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じゃあ行くよー!
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>はあはあ!まってました!
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>いえ~い!


補足しておくと、ここ大房からは回天の出撃はないまま終戦を迎えたそうです。
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良かったね、さあ帰ろうか。
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>いいえ!あのガンペキのむこうからもなにかニオってくるんです!いきましょう!
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ええーっ!?こりゃほんとに特大号だねえ(笑)


・・・というわけで、岸壁の向う側にある多田良西浜にワープしました!
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>くんくんはあはあ!カヤクのにおいがするのはあっちです!
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>あーありました、あれですあれ!
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なんだこれ?ただの防波堤じゃないの?
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>そんなら、ググってみてくださいよー!
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ほんとだ!これは多田良西浜射撃場跡といって、
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昭和10年代に陸軍によって退役軍人が現役復帰するための射撃訓練施設として作られたものらしいね!
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>ほーらね!
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端に回ると、
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壊れた同様の施設の一部があります!
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これは目も粗く、古そうです。
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さらに、裏を見ると、スカスカになってて、
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やはりこれが単なる防波堤ではなかったことがわかります!
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>イワバにそってあっちにいくとまだなんかありそうです!
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と言うのでついていくと、
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幅広の壕を見つけました!
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さっそく進入します!
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奥行き20mくらいの幅広の壕です!
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その時代のものに間違いなさそうですが、震洋や回天の壕ではなさそうです。
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爆薬を積んだ特攻艇のすぐそばでドンパチ射撃練習するわけないでしょうから。
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>でもマイナーなイセキがみれてよかったですね?
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>このあとはごほうびにいっぱいあそんでくださいよ!
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・・・というわけで、
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館山のリゾートを遠目に見ながら、
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たっぷりここで泳ぎました!
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>ふう~
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長い探検だったね!お疲れ様!さあ海鮮丼でも食べて帰ろうかな?
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>パパなにいってんですか!トクダイゴウですよっ!
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>こんどはナイリクのほうから、ちがうトッコウのにおいがながれてきましたよ!
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>カイセンドンはそれをしらべてからにしてくださいね!
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つづく

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大房岬要塞 【前編】 年末特大号
千葉県南房総市の大房岬にきましたよ。
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大房岬は現在は東京湾の浦賀水道に突き出した風光明媚な観光スポットですが、
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かつては東京湾要塞の要衝として、30km北にある富津岬同様、地図から消されていた時代があったそうです!
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きょうは岬に手つかずで散在しているといわれる数々の遺跡を探しに、ミリタリーグレースとやってきましたよ!
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自然公園内の遊歩道を歩いていると、
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展望塔のある広場に出ました!
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>くんくん、さっそくあそこがニオいますよ!
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>くんくく・・・やっぱり!
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展望塔の横になにげにある地下通路みたいなもの、
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どうやらこれが大房砲台第二砲塔の弾薬庫のようです!
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内部は冠水してて、一般人の侵入を拒んでいます!
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壁面にはかつては城ヶ島砲台でみたような迷彩がほどこされていたんでしょうか?
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入口には頑丈な鉄扉があったんでしょう。
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内部には部屋が2つあるようです!足下の良さそうな向う側に回りましょう!
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反対側の出入り口です!さあ入ろう!
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>くんくくくっ!?
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何かわかりませんが入り口横にこんなのがあります!
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やはりこちらにも鉄扉の跡と、上には丸い穴があいています。
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>パキパキ!たんけんかいし~!
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>ダンヤクコないぶです!
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言い遅れましたが、グレパパは長靴できています!
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展望塔側。内扉があって、破壊されているのがわかります。
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照明か何かの跡でしょうか?
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足下が悪くて気持ち悪いのでもう弾薬庫をでましょう!するとすぐ、
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第2砲台跡がありました!
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>セツメイもありますよ!
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>くんくん、なるほどね!
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>きもちいいヒロバですねえ!
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>いまみたのがダイ2ホウダイってことは、ダイ1もあるはずですね?あっちがにおいます!いってみましょう!
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>くくーん、やっぱりなんかありますね?
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カマボコ形のコンクリート施設で上部は薄く林に偽装されているのがわかります!
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奥に回ると、
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>はあはあ!さっきのとおんなじっぽいですね?
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>なかもかわいてますね!さあいきましょう!
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グレのあとに付いて、
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第一砲台弾薬庫、進入っ!
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>だんやくこナイブです!
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先ほどと同様、2つの弾薬庫がならんでいます!
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>そして・・・
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>これがもうひとつのおへやです!
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>おそうじして、わたしのおうちにしたいぐらい、いいかんじだとおもいます!
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壁や天井には当時の配線の跡が残っています
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堪能しました。
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>ではつぎいきましょう!
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反対から出て広場に戻ると、
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子供たちがお弁当を食べてるあそこが、第1砲台の跡のようでした。
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さて、別な道を進んでいきましょうか!
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するとほどなく突然、グレは藪の中に入っていきました!
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>くんくん!くんくくっ!なにかみつけました!
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>くくん!ここってあそことにたニオイがします!
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なるほど、ここが砲台観測所の跡みたいだね?
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ここは進駐軍による武装解除のときに爆破されてしまったらしいです!
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痕跡だけとなったいまは、ゆっくりと土に還ろうとしているようでした。
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道に戻ってさらに進んでいくと、怪しげな建物に出くわしました!!
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>くんくん!オクにもなんかありますよ!
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こちらは現在も倉庫として使われているようですが、
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その時代のもので間違いなさそうです。そして・・・
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その奥に鎮座するもの。ある意味これが今回の探検のきっかけとなった、
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第一掩灯所、探照灯格納庫です!
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>くんくん、これのちっちゃいの、マエにみたキオクがあります!
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そう!去年の今頃探検した、金谷砲台跡の山中で見つけたこれ!!
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当時はあまりに内部がきれいだったので、戦跡かどうかすらわからなかったんだけど、
ブロ友の祐実総軍三等兵さん、yakumoさんから、ここ大房の第1掩灯所に酷似しているとコメントを頂いたのだった!


比べて見ると、スケールの違いこそあれ、ほぼ同じディテール!
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感動だな~
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>みりオタだけがわかるカンドウですね!?
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相違点といえば、こちらのほうが大型であるというのと、
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地面にあった円形の座がないかわりに、天井に頑丈なクレーンがついていることかな!?
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満足したので次に行こう!
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再びてくてくと遊歩道を歩いていくと、
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親切な道標があります!大物の予感です!
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>はあはあ!これですか?オオモノは!?
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これが大房第2掩灯所、探照灯格納庫のようです!
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入ると右にすぐ大きな部屋があります!
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そしてその向うには中庭みたいのを挟んで、
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もう一つの地下道が覗いています!
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まずは目の前の部屋から。
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がらんとした20畳ほどのスペースです。
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入口の通路はぐるっとこの部屋を回り込んで、
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この部屋をコの字型に囲んでいました。
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中庭からの外観です。
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続いて、この先の地下道!遠くにぼんやりと何か見えますね!?
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>トツニュウしましょう!!
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真っ暗なトンネルを僅かに下りながら歩いていきます。ラスボスと戦いに行く心境です!
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末端に辿りつきました!
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目の前にはトラップのような水のたまった窪みがあり、
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その先に奇妙な形をした台座が鎮座する小部屋があります!
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>ワンワン!ウーッ!でてこい!ラスボスめっ!
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>ふっ、どうやらわたしにオソレをなしてにげだしたようですね!?
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てことは台座の裏に宝箱あるよね?
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グレ、泳いであっちいって宝とってきてよ!
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>ざんねん!さっきからフォースでトウシをこころみていますが、たからばこはないようです!
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本当かい?
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>は・・・はい、たぶん、、
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というこれは、実は大型の探照灯をエレベータで昇降する施設の跡でした!
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格納庫からここまでレールで運ばれた探照灯が
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ここで外部に運び出されたらしいです。
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ここの探照灯は9kmもの射程距離を誇っていたそうです!
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>さてこれまでのイチレンをドウガでどうぞ!
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>かっこいいでしょ!


外に出ると、
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金網で仕切られた場所があり
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今のところを見下ろすこともできました!
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今日一番の大物、堪能しました!
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さて、探検の仕上げに海に出ましょうか!
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発電所施設の跡のようです。
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中は埋められてて立入禁止らしいので無理はしません。さっきのでお腹一杯だしね(笑)
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>このあとはウミですか!たのしみです!
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海に出てきました!道標にある不動滝っていうのは大したことなかったので割愛します(笑)
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>やったー!ウミっ!だれもいませんねぇ?よーし!あれっ!?くんくん!?
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こ・・・これは!?
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後編・新春特大号に続く!

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