前回は嫗仙の滝の帰りに寄ったため、一部を探検したのみで引き揚げましたが、今回はより詳しい探索を行いましたよ。
一応、昨秋のエントリーのリンクを載せておきますね。
白根硫黄鉱山跡 前編
白根硫黄鉱山跡 後編
さあ、シズカ山に着きましたよ。

まずは廃スキー場をめざして歩いていきましょう。一帯は霧が立ち込めていますが、空が晴れてるので大丈夫でしょう。

またあのスキー場跡のとこにきました。

>くんくん、雪がありますね!雪大好きです!

またクラブハウス脇の石碑に向かい、まずは今日の探検の無事を祈りました。

さあ、鉱山への登山道にむかいましょう!
と思ったらあれ?何やってるの!?
>はあ、ゆき・・・雪っ!

こっちこっち!
あたりはまだ冬枯れの景色です。気温は10℃ですが、あったかくなることが予報されています。

そういえば霧はあっという間に晴れました。

白根の山が遠くに見えてきました。

シラカバがきれいです。今日も熊鈴をぶらさげてきました。

例の廃墟に着きました。グレース、待って!

草木が枯れてるので、去年はスルーした坑口らしき穴に入りやすくなっています!

不思議なもので、2度目っていうのは怖くもなんとも感じませんね(笑)入りましょう!

>はあ、ゆきっ、雪っ!きもちいいです!奥はきもちわるいからパパひとりでどうぞ!

当然といえば当然ですが、坑道は15mほどで左右とも塞がれていました。

これは電気をつないでいた碍子でしょうか?

導線のようなものも残っていますね。あとは行き止まりなのでこれで出ます。

去年も見たこの廃墟、あれから時が止まったようにその先にありました。

その下のズリ山っていうんでしょうか?この白い斜面もそのままです。

その後の調べで、この一連施設は鉱山内の精錬所だったことがわかりました。

進みましょう

今日はこの建物のさらに山の上の方を探索しますよ。

索道のレールもそのまんまですね、

奥にぬけましょう。

ここは去年見てるから、と思っても

ついつい撮らずにはいられません

きりがないので、次はこの建物の上の斜面に上がる道を探しましょう。

段々に造成されていますが、それらを登る道みたいなのは発見できません。

どうやら強行突破で登っていくしかないようです。

すぐ上になにか大きな配管の穴みたいなのが覗いています。それの上にはぼんやり次の施設が見えていますね。

>くんくん、よし!こっから登っていきましょう!

>くんくくっ、トンネルを見つけましたよっ!

>はあはあ、ゆ・・・ゆき・・・雪っ!

トンネルの先の斜面上には小さな建物も見えます。

どうしようかと思っていたら、もうグレはわれ先にトンネルに入っていました!
>ゆきっ、ゆきっ!

内部は雪がたまっています。奥が開けています!

>うわーっ雪がいっぱいです!

すごいところに出ました!

上が吹き抜けになっていて、てっぺんにはさっき見えた操作室みたいな建物が見えます!

上から鉱石を落とす構造なのでしょうか?元はもう少し床があったのでしょうか?
朽ちつつも、何かを主張しているようなオーラを感じます。

振り返った方角の上はこんな感じ。頭上に錆びた鋼鉄の突起があります。

側面は赤茶色に変色していて、

スリット状の穴が開いていて、

そこから流し落としたような跡が残っています。

作業工程のことはよく分かりませんが、ここを破砕選鉱所というのだそうです。

>なんかすごいとこみたいですけど、わたしは雪で遊べてうれしいです!

>くんくん、おとこの歴史のにおいがします!

さてそろそろここを脱出しましょうか


トンネル入り口に戻りますよ

トンネルの外に出て、トンネルの真上に立ちました

いま見えるのがさっき見上げた2階部分の外観になります。

2階入り口です。覗いてみましょう。ここから先はグレには待っててもらいます。

穴の下がさっきまでいたところです。

踏み抜きそうで怖いのでそうっと歩きます(笑)

さらに上、3階相当には操作室のようなものがあります。

全景です。3階から2階に細い滑り台のようなものがあるのがわかりますね。

操作室?も非常~に探索したいとこでしたが、

グレをこれ以上待たせるのはかわいそうだし、一緒に行ってどっちかが転落等したらマズいので自重しました。

おりこうさん、お待たせ!
>ここで待つぶんには気持ちいいからオッケーですよ~!ハイキョあきちゃったし・・・

さあ!次はシラカバの向うにうっすら見える何かを調べに行きましょう!

(つづく)



こんな場所を探検できるグレースちゃん楽しいんだろうなぁ

ここにたどりついたときは感動っていうよりも
なんか凄いとこに入り込んじゃったなあという感じでした!
ホントは複数人で来れると、もっと危なめのとこも入っていけたんですけどね、
万一落とし穴状態になったらお手上げですので、ちょっとビビりながらの探索でした(笑)