Bunny The Flat
フラットコーテッドレトリバーのグレースとウェルシュコーギーペンブロークのミルクのDog Life
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沈みゆく駅・川原湯温泉から地図から消えた駅・太子へ [後編]
八ッ場ダム建設のためまもなく廃止となる、JR吾妻線・川原湯温泉駅をみたら、
40年以上前に廃線になった前身の国鉄長野原線の廃線跡を追ってみたくなりました。
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こんなのを見てから長野原に向かうと、
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赤茶けた古い鉄橋をみつけました。
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その行く先を追っていくと、廃線は白砂川にそってR292対岸を走行し、ここに出ました!
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これが1971年(昭和46年)に廃線となった、国鉄長野原線 長野原-太子間の廃線跡です!
使命を失ったトンネルには鉄条網が張られています。
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しずかな渓流沿いの山の中に、ぽっかりと黒い口が開いています。
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傍らには朽ちたリヤカーがたてかけられていました。
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>わたしはこういうドウクツ系はにがてですぅ・・・
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近づいて内部をストロボで撮ったら30mくらい先で土砂が崩落しているようでした!
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ほんとはちょっと入っちゃおうかな?と思ったのですが、やめました(笑)
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振り返ると、終点・太子にむかって軌道跡が伸びているのがわかります。
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これをたどっていけば、かつての太子駅に行きつくでしょう。
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いまにも列車が飛び出してきそうな感じですが、もちろん今は道路になっています。
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>くんくん、くくんくん!
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こんなプレートが埋め込まれていました。この擁壁は1959年の国鉄時代のものであることがわかります。
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電車の先頭に乗った気分で廃線跡を歩いていきます。
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カタンコトン、カタンコトンって空耳が聞こえそうな感じです。
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こういうのを築堤といい、ローカル線の軌道敷にはよくみられる路盤形態ですね。
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いまはただ、静かに風が木の葉を揺らすだけです。
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静かな集落をぬけていくと、
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R292と合流しました。ここからまた車に乗ります。
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と、100mほどいったら、また軌道跡が右に分枝しているのを見つけました!
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するとすぐに、まあいかにも!といった感じのトンネルが現れました!
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こんどは短いトンネルで、向うが見えていますね。
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>これならわたしもこわくありません!
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トンネル内部は砂利になっています。内壁はデコボコで鉱山軌道時代をしのばせます。
あっ、入り口右になんかありますね!
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第一愛宕ずい道と書いてあります!
その下の自46k179m78/至46k・・・というのは、旧長野原線の起点・渋川駅からの距離ですね!
ちなみに長野原草津口駅までの営業キロは42.3kmですので、整合性があります!
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>あっちにいってみましょう!
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トンネルを進むと、出口の先にすぐまたトンネルがありました!
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いかにも電車の車窓のような風景です!
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いまくぐった第一愛宕隧道
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そして、
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第二愛宕隧道です。
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いまはただの田舎道ですが、何かが息を潜めているようなオーラを感じます。
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第二愛宕隧道もぬけました。
そこには小さな橋がかけてあります。
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この橋台部分は当時の鉄道用をそのまま使ってあるそうです。
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この先も太子にむかってはっきりとした軌道跡が続いています。
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どんどん終着駅・太子を目指しましょう。
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このへんからは何の変哲もない田舎道に見えますね。
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後は暑いからクルマで流しちゃいましょう。
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>くんくん、でもちゃんとマドからチェックはおこたりませんよ!
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>くんくん!えきのにおいがします!ハイキョのにおいもしてきますよ!トめてください!
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グレースに促されてクルマを停めてみると、
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これは・・・?
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なんとそこがかつての太子駅跡でした!
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草むらの中に駅名板が立っています。その奥には鉱石を貨車に積み込むためのホッパー跡があります!
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この駅名板は、最近になって復刻されたもののようですね。
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そしてひときわ大きく目を引くものがこの車止めです。線路の終わりについてるやつですね。
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>くんくんくん!? 
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>いや・・・ほかのわんこのオシッコのにおいでした・・・
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説明が書いてあります。
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群馬鉄山からここまでは索道で鉱石を運び、ここには大規模な精錬施設があったようです。
太子駅周辺には鉱山労働者でにぎわう最盛期には映画館などもあったようです。
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ホッパーは3階建て並の高さがあったようです。
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みんな貴重な写真ですね。
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チャツボミゴケ公園という名前は要チェックですね!
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この末端区間だけは最後まで電化されず、汽車とディーゼルカーが使われたようです。
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ホッパーは後回しして、さらにその奥を見ます。
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このトイレは、当時の駅のトイレそのままだそうです。あんまり入る気はしませんでした。
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そして最大の遺構であるホッパーです!
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さっきの写真から判断すると、一階部分?だけが残っているようですね。入ってみましょう。
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白根硫黄鉱山で見たものよりもはるかに大きいです。
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上にいくつも開いた穴から、貨車に鉱石が積み込まれたのでしょう。
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なんか古代の神殿のようにも見えますね。
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>くんくん、かつてはいそがしかったんじゃないかなっていうようなにおいがします!
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かたわらには木製のブランコが・・・
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閉山、そして廃線のショックをやわらげようと設置したブランコなんでしょうか、
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いまは風に任せてただぶら下がっていました。
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その横には赤茶けた鉄棒が・・・
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このホッパーと運命を共にするかのように寄り添っていました。
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草に埋もれながらも、時代を生き抜くことで、
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物言わぬコンクリートの塊は、かつての栄華を雄弁に主張していました。
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振り返ると、最初に見つけた駅名板の足元には、
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かつてのホームの石積みがしっかり残されていたことに気づきました。
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さっきの案内板の写真では、まさにここに気動車が停車していましたね。
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あとで分かったことですが、このホームの遺構は、
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長らく土砂に埋もれていたものを、最近掘り出したのだそうです。
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実は中之条町は今年の4月に、この太子駅を歴史的財産として復元することを決定したのです。
それでこのホームが掘り出されたのです。
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ホーム、ホッパー、そして車止めの全景です。
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中之条町では、今後このホッパーも修復を行う予定だそうです。
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そしてなんと、ここに往時と同じ型のSLを静態保存する予定なんだそうです!
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地図から消え、人々から忘れ去られようとしていた、いにしえの駅が、また地図に記される日が来そうです。
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あとひと月で営みをやめ、数年で湖に沈みゆく駅と、
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40余年をへて土砂の中から蘇ろうとしている駅は、運命という鉄路で結ばれていたのです。
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かつての国鉄長野原線、川原湯駅と太子駅の現在でした。

さて、次は群馬鉄山跡に行かなきゃいけなくなりましたね…

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コメント
コメント
ノスタルジックな風景
トンネルの苔がいい感じですねぇ。

太子駅は歴史的財産で復元されたんですね。
だから駅の名前が入った看板?プレート?も新しいですね。

緑の美しい色と古いコンクリートのコントラストが美しいです!でも、季節が変わって緑がなくなると・・・きっと全然違う風景になるんでしょうねぇ。

グレちゃんは~葉っぱを食べますかぁ?
2014/08/15(金) 03:50:15 | URL | マリヤカルマナ #- [ 編集 ]
マリヤカルマナさん
こんにちは。
鉱山で栄えた村の歴史を保全したいということのようで、
少しづつ復元されていくみたいですね。
廃線と廃墟が両方楽しめるのでおもしろいところです。
滝・川遊びもする場所に困らないようなところで、くせになりそう(笑)

グレは葉っぱは時々食べますね。
おなかがすいてるというより、退屈なときにやってる感じですね。
2014/08/15(金) 18:15:58 | URL | bunnytheflat #- [ 編集 ]
鉄犬ぐれちゃん、こんばんはー
じっくり読ませてもらったよっ
今回は川には入らなかったねー
廃線跡、廃止になる駅、読み応えあったよー
2014/08/15(金) 20:36:12 | URL | ひろちゃん #- [ 編集 ]
ひろちゃんさん
こんばんは~!
じっくり読んでくれてありがとう!
このお話には川は出てこないけど、
同じ日にすぐそばの大仙の滝ってとこで水遊びしましたよ!
廃線歩き、廃墟探索も両方できて、おもしろいとこでした!
2014/08/16(土) 02:27:51 | URL | bunnytheflat #- [ 編集 ]
鉄道に詳しいと2倍楽しめそうな所ですね~

グレちゃんも目が輝いてますよv-353

2014/08/17(日) 18:45:05 | URL | ベガくんパパ #SFo5/nok [ 編集 ]
ベガくんパパさん
こんばんは~!
廃線と廃墟!一か所で二つ楽しめるとこは滅多にないでしょうねえ!
おまけにこの辺一帯は川あり滝あり!
最近の記事の野反湖や尻焼温泉も、全部この周辺なんですよ。
2014/08/17(日) 23:51:36 | URL | bunnytheflat #- [ 編集 ]
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