冬は房総の秘境シーズン！ということで、アクアラインを渡って内房の富津市にやってきましたよ。
ところがインター下りたらグレがオシッコがしたいというので、ちょっと脇道にそれてひと気のないとこに車を停めましたよ。


すると、なんと突然グレは藪の中に向かって走り出しました！
慌てて追いかけていったら、奇妙な廃道みたいなとこに出ました！待ってーっ！



＞じゃー、、ふぅ～まにあいました！


＞さあパパもここでおしっこするですよ！


こんな山の中になんだこれは！？いやこれどっかで見たことあるぞ！？yakumoさんのサイトだ！
そうだこれは旧日本軍のトイレの跡では？あったぞ！この記事だ！



どうやら大変なとこに迷い込んだらしい！速くここを出よう、グレース、どっちから来たんだっけ？


＞くんくんくくく、こっちいってみましょう！


＞くんくん・・・


これは兵舎の跡だね！？


＞くんくくっ！


古井戸もあるね！


＞くくくんっ！

おお、これは軍の標柱だ！

ここにも！

あそこにも！


やはりここはK砲台跡で間違いなさそうだね！


＞さあ！シラべましょう！かえりみちはそのうちきっとみつかるでしょう！


グレを追いかけて軍道跡を行くと、


グレはここで待っていました！


そこには戦跡にしては新しめな廃建造物が…しかも婦人用トイレと書いてある！


そしてその上にもへんなものが！


＞くんくく、ここにはトリがすんでいたにおいがします。そんだけじゃなくてあとなんか・・・！？


＞そうだっ！1サイのときにいったズシのヒロヤマこうえんとオナじにおいがしますよ！


そう、ここK砲台は大正13年に竣工され終戦まで存続した砲台施設であるが、
戦後はH山ハイランドという遊園地に姿を変えたそうである。
ただそれも長くは続かず、昭和40年台には廃園になり、新旧一体となった廃墟として現在に至るということらしい。


やはり、先にすすむと、砲台跡がありました。


ここは地下砲側庫の入り口だけど、塞がれていますね。

片側は優雅なラウンドを描いています。

＞ざんねん、ナカにははいれないみたいです！


壁面にはかつては城ヶ島砲台跡にあったような迷彩が施されていたんでしょうか？


サイドに回り込むとまた別の入り口がありますが、やはり塞がれています。


階段があります


これは遊園地跡っぽいですが、基礎は砲台関連かもしれません、、よくわかんないので進みましょう。


＞くんくくく、くん！


こ、これは麓からのリフトの跡だね！


かつてはたくさんの子供たちを載せたリフトは、

とうの昔にその任を解かれて、今では自然の一部に還りつつあります。



砲台跡に戻ろうか


そのすぐ脇が窪んでいて、

これが10ｃｍ加農砲が据えられていた第2砲座跡のようです。

戦後はなにか動物がはいっていたのでしょうか？低い柵が張り巡らされています。


砲座間通路と、最初に見た地下砲側庫入り口の反対側の入り口があります。


反対側は第2より少し広い第3砲座跡です。ここにも10ｃｍ加農砲が据えられていたとされています。


ここは柵はなくて、そのかわり壁面が水色をしていますね。


＞くんくく、なんかエがかいてありますよ！？


＞ほら。


こ・・・これは、金魚？


蔦の茂る虚構の水槽に、40年以上も閉じ込められたままの金魚の姿がありました。



＞はあはあ、、さっきからキのカゲから、ずーっとパパのことミてるヒトがいますよ？


え？ええっ！？　（つづく）