
が、その前に・・・
海岸のほど近くに、旧海軍病院の廃墟が残存していると聞いて見に行きました。

1923(大正12)年につくられた湊海軍病院の病棟施設の一部です。

戦後は国立湊病院、共立湊病院として地域の中核病院として機能していましたが、
近年病院自体が廃院となってしまい、倉庫として残るこの建物もいまは解体を待つのみとなっているようです。

往時の写真です。

軍隊で病気になったり、怪我をした兵士たちが、風光明媚なここで療養したのでしょう。

現在では建物全体におびただしい蔦が絡まっていて、独特な雰囲気を醸しています。

廃病院ですか!わたしは病院は嫌いですが、これならわくわくしますねぇ!

わたしはここの雰囲気が苦手です、ママと海にもどりまーす。

それではグレースと建物を見学しましょう。

冬晴れに下見板張りの外壁とレトロな格子窓が美しいです。
建てられて90年以上経ちますが、建物はしっかりしているようですね。

それではぐるっと一周してみましょう。

この通路の奥に入り口がありますね。

入り口はアルミのドアに替えられています。

この第一病棟というのはいつごろの名前でしょうか。

日当りのいいところは屋根に至るまでびっしりと蔦が絡んでいます。


建物裏手に行ってみましょう。

陽の当たる向う側と基本的には同じ造りですが、日陰というだけでちょっとスリルがアップしますね。


窓から中がみえそうですね。

ちょっと覗いてみるとこんな感じで、内部はベッドや不用品がちらかっています。

奥を見ると不思議なことに2階から直接アクセスできる階段が下りてきていますね。

病棟の造りとしてはちょっとありえない感じですね。

晩年に倉庫となってから継ぎ足されたのでしょうか?登ってみようかと思いましたが錆びてるのでやめました。

さらに奥に進みます。

また中を覗いてみます。
窓の隙間から建物内部にまで蔦が侵入しているようです。

一部の窓は蔦に塞がれかけています。

こちらが裏玄関側になります。

裏玄関の扉は、自制心、または自己責任を要求される状態でした。
壊れた羽目板の隙間から内部を写しました。
いかにも昔の病院という感じで、往時が偲ばれます。

90年以上の時を刻んだこの建物も、多くの人を助けたシーンの名残とともに、
いずれ解体され記憶の彼方に消えていくのでしょう。

これで一周しました。
枯枝越しに光る廃病棟の窓ガラスが、訪れたぼくたちに何かメッセージを伝えたがっているようでドキっとします。

ぼくらの知らない激動の時代を生き抜き抜いてきた廃病棟は、

いまは平和に満ちた光の中で、静かに生涯を終えようとしていました。

南伊豆町の、湊海軍病院跡でした。

先日はお祝いコメントをくださり、
本当にありがとうございました<(_ _)>
弓ヶ浜、綺麗ですね~!
空の青さもまた何とも素晴らしいです。
昨年の夏、弓ヶ浜海岸前の「青木さざえ店」
でしたっけ?そこに野乃と行きました。
この病院跡もまた何とも言えない雰囲気ですね^^;
またドキドキさせていただきました。
一緒に探検させていただいている感覚になります。
グレースちゃん、嬉しそうなお顔ですね☆
こんばんは!
野乃ちゃんも弓ヶ浜、来てたんですね~!
ここまで来ると海の色がエメラルドグリーンで、
すごく遠いとこに来たように感じますよね!?
野乃ちゃんいっそうニッコリだったでしょう。
青木さざえ店ですか!?ぼくらもここでお昼を食べていこうか迷ったのですが、
お店でどっかり食べてしまうと夕食まで微妙な時間帯だったので
あきらめて宿に帰りました。
ここの探索ではだれかになにかとり憑かないか心配でしたが、
大丈夫だったみたいです(笑)